メタボリックシンドロームが心配になりだす40歳前後は、家庭内においても社会的立場でも
ストレスがかかりやすい年齢です。ストレスは早くに解消したいものですが、その方法を
間違ってしまうとメタボリックシンドロームに拍車をかけてしまうことがあります。
ストレスを受けた体がどのような状態になっているかと言うと、食欲のコントロールが鈍く
なり、コレストロール値が高くなっています。血中のコレストロールが増加すると血液の粘性
も高まり、血圧も上昇します。高血圧はメタボリックシンドロームの要因ともなっていますが、
心臓や血管に悪影響を及ぼし、粘性の高い血液は血管を脆くし、他の疾病の引き金にもなり
かねません。
ストレスを解消する時、メタボリックシンドロームの人が避けたいのは暴飲暴食です。
ストレスによって弱っている内臓に、過食により大量の糖質と脂肪が摂取されます。余分な糖質
と脂肪は体内に蓄積され肥満につながり、メタボリックシンドロームの危険が増すのです。
メタボリックシンドロームになる要因は様々です。遺伝・体質・運動不足などが考えられています。
しかしこうしてみてくると、メタボリックシンドロームは肉体だけでなく、心の問題も関係して
いることが分かります。
メタボリックシンドロームに睡眠との因果関係があることは、あまり知られていません。
ですが寝不足は、メタボリックにとって大変悪い影響を与えるのです。
人は寝不足の状態になると、血糖値が上昇していまい、食欲に歯止めがかからなくなり、
ストレスが解消されない状態に長時間さらされ、動脈硬化を悪化させるなど、メタボリック
シンドロームにとって悪い条件ばかりが重なっていきます。
また睡眠時無呼吸症候群は、メタボリックによって引き起こされると言うことが分かっています。
肥満の人が睡眠時無呼吸症候群のために睡眠不足になり、肥満を増大させるという悪循環に
なってしまうのです。メタボリックシンドロームの危険因子にも挙げられる高血圧の人の40%
は不眠症で30%は睡眠時無呼吸症候群という数字があります。
また糖尿病患者の60%が睡眠に障害があることが分かっています。こうしてみると、
メタボリックシンドロームと睡眠が如何に重要なかかわりがあるかが分かります。
メタボリックを解消するためには、食事に気を使い、日常的な運動習慣が必要とされています。
そればかりではなく十分な睡眠も必要なのです。睡眠不足を解消するだけで、メタボリック
シンドロームにとって悪循環を招く生活習慣の改善につながるのです。