メタボリックの予防のためには、基礎代謝について考える必要があります。代謝とは食事など
で摂取した栄養を、体内で身体を維持していくためのエネルギーしていくことを言います。
エネルギーは体を動かした時だけ必要なのではなく、静かに座っているだけや眠った状態でも、
呼吸や心臓が鼓動するのにも必要です。
基礎代謝とは、人が生きていくために最低限必要なエネルギーのことです。基礎代謝から
メタボリック対策を考える時、性別や年齢も顧慮する必要があります。基礎代謝量は性別で
違いますが、どちらも10代のときが一番のピークで年齢が高くなるに連れて減少していき、
40歳を過ぎること急に悪くなってきます。
メタボリックに注意が必要になるのも40歳前後からです。元々メタボリックは、「メタボリズム」
と言う代謝を意味する言葉から出来ています。正常に代謝が行われていない状態のために、
いくつかの病気を併発している状態を、メタボリックシンドロームというのです。40歳前後で
メタボリックに注意が必要になってくるのは、基礎代謝が急に減少することと無縁ではありません。
基礎代謝量が減少し、体内にとりすぎたエネルギーが蓄積します。そのために体脂肪が増加し、
健康面でも変調を来たしてくるのでしょう。
メタボリックシンドロームに人々の関心が集まり、世の中が健康志向になってきたのに伴い、
国もその対策に乗り出しました。メタボリックシンドロームになってしまっている人や、
その予備軍の人達に早い時期から、治療や予防の対応ができるにしようとするものです。
平成20年4月からメタボリックシンドロームの危険度が増す40歳以上の医療保険加入者が
対象に「特定健康診査・特定保健指導」が始まりました。今まで行われてきた健康診断は
各自治体が行っていましたが、メタボリック診断(特定健康診査・特定保健指導)は、
各保険組合などの医療保険者によって行われます。
その結果メタボリックシンドロームと判断された人だけでなくその心配がある人にも、
半年に渡って医師・管理栄養士・保健士から特定保健指導を受けるというものです。
メタボリックシンドロームを解消するためには、規則正しいバランスの取れた食生活と
適度な運動が重要だと言われています。
特定保健指導では、面談でそれまでの個人の食事や運動などの生活パターンを調べ、指導
してくれます。グループ単位に行うことによって、一人ではなかなか難しいメタボリック
対策が、長期にわたって続けられるよう考えられています。