メタボリックシンドロームが遺伝となんらかの関係があるのか、非常に興味の引かれるところです。
また同じように、メタボリックシンドロームに影響の強い、生活習慣病や肥満の遺伝はどうなって
いるのでしょうか。
生活習慣病という名前のとおり、メタボリックシンドロームに関係する疾病は、普段の生活習慣
から発症します。生活習慣が遺伝するとは思えませんが、疾病をそれぞれ見ていくと、全く遺伝と
関係がないとは言えないようです。肥満・糖尿病・心疾患・高血圧・脳疾患・高血圧などの生活
習慣病は、メタボリック検診で診断されるものですが、遺伝の影響がないとは言い切れない、という
のが今の見解です。
検診を受けた場合、家族歴を聞かれますから、メタボリックと遺伝が全く関係ないとは言い切れ
ません。それよりも重要なのは、生活習慣なのです。遺伝に関して言えば、メタボリックに注意を
向けたときに、家族歴を思い出し、自分もそのような体質を持っていることを自覚していれば良い、
と言った程度のようです。
メタボリックシンドロームの疾病の中で、他の生活習慣病に比べて高血圧・糖尿病・高脂血症に
ついては遺伝的要素が強いと言われています。
「遺伝」と言う言葉を、「体質」と言い換えて使用する場面も見られることから、メタボリックと
遺伝の関係はまだ理解できていない部分が多いのです。
メタボリックシンドロームにとって、喫煙は絶対に避けたい嗜好品です。喫煙の習慣のある人に
とってタバコは、大切な精神安定剤と思われていますが、体にとってのタバコはストレス以外の
なにものでもなく、メタボリックシンドロームを悪化させてしまうのです。体にとって喫煙が
どのようにストレスを与えているのか、メタボリックシンドロームにとってどのように悪影響を
及ぼすのか見ていきましょう。
先ず血圧を上昇させメタボリックシンドロームを悪化させます。喫煙は血管を収縮させ心疾患の
危険度を高めてしまうのです。メタボリックシンドローム予備軍の人が、喫煙を行うことは命に
かかわることになるかも知れません。また喫煙はメタボリックシンドロームの人に心疾患の発症
させる危険度を高めるだけでなく、血液中の善玉コレストロールを減少させ、そのため中性脂肪
が増加し、動脈硬化を促進させる危険があるのです。
このように見てくると、喫煙は「百害あって一利なし」と言われている通り、体に良いことは
何もない嗜好品なのです。愛煙家の人たちは、喫煙でストレス解消をしているつもりかもしれま
せん。しかし気が付かないところで、体の中では生活習慣病が進行しメタボリックシンドローム
に近づいているのです。